モスクワセミナー2010報告 1日目、2日目

2010年9月23日から27日にかけて行われたモスクワセミナーの模様を、現地でつけたメモをほとんどまるまんまコピペする形でモスクワのシェレメチェボ空港から報告しますです。

現地の生の雰囲気が伝わるかなー、と思いまして。

◎23日午後 セミナー初日
◯エクストラクラス 担当:ビクター・ペトロフ
早めに到着した人のために組まれたクラス。

これには途中参加。
〈ドリル〉
・寝ているパートナーの上に倒れこむ。
・寝ているパートナーの上にテイクダウンでもう一人を倒す(3人組)
・いずれも下の人は倒れてくる人を待って、倒れてくる力に沿って動く。
・棒立ち状態の相手をテイクダウンする。まずひとつ力を加え、それによる姿勢やバランスの崩れで生じた緊張を利用する。
ビクターの崩し方は結構打撃が強くみえるので荒っぽく見えるが、実際に受けてみると、実はとてもソフトな感触で快適に崩される。
・同様のことをつかんだりしてくる相手に対して行う。

・ベンチに座り、後ろ向き、横向きに倒れる。
・ベンチに座っているところを押されて、倒れる。
・ベンチに座っているところを押される。押された側はその力に乗りつつ、相手を倒す。
・立っているパートナーの周りをくるくる歩き、不意にテイクダウンする。
テイクダウンする側は「やってやるぞ感」を表に出さないように。
される側はテイクダウンされる予期不安によってどのような異変が心身に起こるか感じる。
・立っている側は内面を静かに保つ。投げられそうになったら、それに乗って動く。

・一人がもう一方のお腹を拳でほぐすようにプッシュする。受ける側は柔らかく、最低限の動きでプッシュを受け流す。くれぐれも姿勢を曲げないように。
・マッサージを受けている側は、リラックスを保ったまま相手に不意にパンチする。マッサージする側は気にせず、リラックスをキープしたままマッサージを続ける。
リラックスしていないとパンチはできず、マッサージも続けられない。

・プッシュアップ、スクワット、レッグレイズでリフレッシュ。

・プッシュアップの姿勢でパートナーに押してもらう。リラックスしていれば姿勢をキープできる。

以上。

・感想
印象に残ったアドバイスは「キープサイキ」。
普通の精神状態を保つ、ということ。たぶんこれが今回のクラスの眼目。

◎2日目午前 担当:ミカエル 
・恐怖についての話と、関連するドリルをいくつか。

ミカエルの話抜粋「恐怖について」~「恐怖への結論」
今回のキャンプのテーマは「恐怖の除去」。あらゆる緊張の背後には恐怖がある。とっさに身構えてしまうのも、偉そうな態度をとってしまうのも、ビクビクしてしまうのも、どんなものであれ心身に起こる緊張の背後には「恐怖」がある。
だから本当にリラックスするには、「恐怖」について知る必要がある。

恐怖には様々なものがある。
痛みへの恐怖、病気への恐怖、社会的なことがらに関する恐怖などなど。そもそも恐怖とは生存のための本能だ。あること自体は自然なことだが、それが度を越してしまってはいけない。そのためには恐怖が自分の内面にどのような変化を起こすかをよく感じ取り、どうしたら緊張が起きないか、緊張を伴わずに動くにはどうすれば良いかを知っていく必要がある。

意識が何かにとらわれると、恐怖が生まれる。例えば「痛み」にとらわれると、「痛み」に対する恐怖が募る。「ガン」にとらわれるとガンに対する恐怖が募り、そのストレスで本当にガンになってしまうことだってある。

だから意識も身体も何かにとらわれず、動き続けることが大切だ。

つまり、「恐怖を除去」する鍵は「KEEP MOVING」だ。

ドリル:二人組で向かい合う。
AがBに向けて歩いていく。
Aは心身ともにリラックスさせ、Bに対してなんの緊張も起こさせないように。
これを何度かやって慣れたら、Aは威圧的になったり、挙動不審になったりなど何らかの緊張をともなってBに向けて歩く。
Bは自分の内面にどのような変化が起きたかを感じ取る。

ドリル:相手の動きを止める
前のドリルと同様に、AがBに歩く。
BはAに対して不意に何らかの動きをすることで、手を触れることなくAの歩みをストップさせる。

ドリル:歩き、小走り、ローリングをなど、どんな動きでもいいので、体育館を回りながら行う。決して動きを止めず、できるだけゆっくりの動きで、呼吸と調和させる。15分間。

ドリル:前のドリルと同様に。今回は10分間激しく動き、5分間をゆっくりと。


◎2日目午後 担当:ミカエル
・身体の緊張についてさらに掘り下げた話と、関連ドリルをいくつか。
筋肉の緊張は背骨に余計な負荷を与えて、形を歪めてしまう。すると姿勢が歪み、身体が構造的に弱くなるばかりか、臓器にも負担をかけて様々な疾患を引き起こしてしまう。さらに脊椎が歪むことで神経系の機能も低下してしまう。

だからこそ呼吸によってリラックスし、姿勢をまっすぐに保ったまま、いかに快適に動くのかを学ぶ必要がある。

ドリル;シットアップ、スクワット、アヒル歩き、レッグレイズ(片足、両足)などをゆっくりと行い、自分の身体、特に背骨にどのような緊張が生じるかを感じ取る。ミカエルにデモで使われた人は、アヒル歩きをすると胸椎の8番あたりから先が固まったまま動かず。ミカエルはそのあたりをさして「ここに緊張があるだろ」とのこと。

ドリル:肩のマッサージ
背骨の周囲と肩には大きな緊張がある。
肩の緊張を解すために、パートナーに肩に拳を落としてもらうマッサージ。
必要に応じて背中、胸などにパンチを入れたり、ふくらはぎのマッサージをしたりする。表面的なパンチと床まで響く深いパンチの違いの実験も。
バリエーションとして、前腕の筋肉に拳を落として解すものもある(これはエドガーが教えてくれた)

また叩いてもほぐれない時は、伸ばすのも良い。そのやり方としてパートナーと背中合わせになって背中を伸ばすストレッチを教えてくれた。

・他者の緊張を見つける方法
ミカエルがあまりにもピンポイントかつ的確に緊張の場所を見つける。どうやって見つけるのか、という質問に答えてのもの。
立っている相手に拳で登っていくおなじみのドリルを行う。
そのバリエーションとして、拳で登る人に三人目がさらにパンチを打ち込んで体をほぐしていくものも。

・「痛み」を知る 担当:ザイコフスキー
AはBの手首をゆっくりと極める。
Bは痛みによって自身の内面にどのような感情が沸き起こってくるかを感じ取り、バーストブリージングによってリラックスしていく。
痛みだけでなく、それによって生じた恐怖なども感じる。

Tag:海外セミナーレポート  Trackback:0 comment:0 

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北川貴英:システマ東京主宰。08年モスクワにて創始者ミカエル・リャブコより公式システマインストラクターとして認可。16年コンディショニングに特化した「INSTRUCTOR OF APPLIED SYSTEMA」に認可。首都圏を中心に各地で年間400コマ以上を担当。システマ関連書籍を多数執筆。教育機関、医療系シンポジウムなどでのセミナーや各種媒体を通じてシステマを幅広く紹介。今なお毎年欠かさず海外研修に赴きスキル向上に努める。
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