ヴラディミア・ヴァシリエフセミナー覚え書き
1日目午前 呼吸と回復のワーク
・プッシュアップ、スクワット、レッグレイズを息を止めて行う。
息を止めて1回、十分にリカバーしたら息を止めて二回、といったように15回まで。
無理は禁物だが、出来る人はさらに回数を増やしてもいい。息を止めることで身体に緊張を起こし、それを回復する練習。高血圧など息を止めるのが危険な人も1回程度なら大丈夫。
・息を止めて手を挙げながら歩く。手をあげると身体に新たな緊張を作る事ができる。呼吸が限界に達したらバーストブリージングなどで回復。シアトルでは130歩息を止めた人がいた。
・ヴラディミアの合図にあわせて息を止め、次の合図で再開する。
吸う、吐くなどどんな状況でも即座に息を止める。
メインは息を止める負荷による緊張を、呼吸によって回復させるということ。
午後はそれを踏まえた上でのナイフワーク。回復の仕方がわかれば、ナイフワークの動きが変わることもわかるから、とのこと。
1日目午後 ナイフワーク
まずはナイフを避ける。慣れたらテイクダウンする。
参加者たちの動きを見つつ、ヴラディミアが改善点を提示し、それをヒントにして各自が動きを向上させていく。
・相手のことを掴まない、パターンにとらわれない、全身を使う、等々。
対多数の場合も同様に。まずは歩いてかわし、慣れてきたら相手をまとめて倒していく。
・ナイフで突いてくる肘に腕を沿わせるようにして、相手の鼠径部を突くテクニック。そのまますぐに肘のジョイントブレイクへと変化することができる。
・歩き方について
歩く時に足裏を平らに着地するように。すると着地がスムーズになるため歩く動きを省略することができ、その分速く動くことができるばかりか、相手の距離感を狂わすことができる。片足が浮いていても、体重は左右の足に均等にかけている感じ。
2日目午前 呼吸とともに動くワーク
・寝た状態で息を吸いながら、25%、50%、100%緊張し、吐くとともにリラックスする。
・息を吸いながら全身を緊張させ、吐いてリラックスしつつ姿勢を変える。
動きの切れ目を作らずに動き続ける。
・息を止めながらプッシュアップ、シットアップなどのエクササイズを行い、呼吸が限界になったら別のエクササイズをしながら呼吸を回復する。走るのもアリ。
・回復にはバーストブリージングも使う。だがムリに速くする必要はない。はじめはゆっくりと行い、徐々に早くしていくのが必要。
・腹ばいで両足首をつかんだり、仰向けで両手足を持ち上げたりした姿勢で前後左右に動く。身体の動きを引き出すため。
・掴んでくる相手の手をくぐり抜けるようにしてかわす。相手と離れすぎないようにタッチする。慣れてきたら掴んでくる相手を倒す。
2日目午後 徒手格闘
・二人組でパートナーの身体をプッシュ。はじめは全身を使い、慣れてきたら触れられた部分だけで力を逃がす。
・二人組で、一人をマッサージするようにテイクダウンする。
→体の構造や、どうすると人間を倒せるのかを学ぶ。
→適切にプッシュする。相手に拳をあて、自分がリラックスしているのを確認してからプッシュする。
→これら2つを組み合わせて相手を倒す。
・複数の相手に対しても同様に。複数の相手をまとめて一つにして対処する。
・蹴りへの対処
パートナーを蹴りに行く。
一人はただそれを歩いて避ける。
足でパートナーの足をプッシュする。様々な方向からプッシュし、プッシュされた側は足の力を抜いて、加わる力を逃がす。
→相手の蹴りの力を利用し、崩す。
→複数の相手に対して同様に行う。
これまでの全てを組み合わせて、相手を倒す。
・内もものマッサージ
・その他印象に残った言葉
-疲労も精神的なものだ。色々と考えると、「こんなにエクササイズしたのだから自分は疲れているはずだ」と思い込んでしまう。
-視線に関して特に決まりはない。もし見ることで恐怖心が起こるなら、目をつぶって戦ったっていい。
-目を閉じるとこれまでとは違った緊張が生まれる。私は車の運転をしながらほんの数秒だけ目を閉じることもある。
-システマは男性をより男性らしく、女性はより女性らしくするものだ。だから女性が男性と張り合って、男性のようになる必要はない。
-私は医者ではない。だからシステマのマッサージを知ったからといって、誰かを治しに行ったりしてはいけない。まず自分がリラックスすることだ。温かく、重い手を持つことが大切だ。
-リラックスとはただゆるむのとは違う。ギターの弦のような適度な張りが必要だ。緩み過ぎると音が出ないし、かと言ってキツすぎても音がビンビンして良い演奏ができない。
-相手が適度な距離に来るまで待つことが大切だ。焦って自分から仕掛けたりしてはいけない。
※他にも印象に残ったアドバイスなど、思い出し次第随時追加する予定。みなさんも何か思い出したことがあったらコメントをお願いしますー。
これまで2回の来日セミナーがシステマの基本を伝える印象だったのに対し、今回はある程度システマをやっている人に向けた、理解を深めるための内容という感じがしました。日本にもシステマがしっかりと根付いたことをヴラディミアが認めてくれたのではないかと思います。
それにしても練習中はヴラディミアに触れたい一心で次から次へと、時には思わぬところから襲ってくる参加者達を片っぱしから倒してました。さすが。みんなにとってもいい思い出+経験になったのではないかと思います。
今週の飯田橋クラスはヴラディミアセミナー復習ウィークです。特に1日(火)は、飯田橋クラスではセミナー後恒例となっている、参加者それぞれが少しずつ気づきや印象に残ったことを持ち寄るスタイルです。セミナーに参加できなかった方もぜひいらして下さい。
11月1日(火) 20時00分~22時 黒テント稽古場 … 持ち寄りクラス
11月4日(金) 20時00分~22時(北川リードによる通常の形式) 黒テント稽古場
セミナーに2日間参加した人は、飯田橋クラスへの参加が1回無料となります。1日だけの人は、1回だけ半額になります。この機会にどうぞー。
・プッシュアップ、スクワット、レッグレイズを息を止めて行う。
息を止めて1回、十分にリカバーしたら息を止めて二回、といったように15回まで。
無理は禁物だが、出来る人はさらに回数を増やしてもいい。息を止めることで身体に緊張を起こし、それを回復する練習。高血圧など息を止めるのが危険な人も1回程度なら大丈夫。
・息を止めて手を挙げながら歩く。手をあげると身体に新たな緊張を作る事ができる。呼吸が限界に達したらバーストブリージングなどで回復。シアトルでは130歩息を止めた人がいた。
・ヴラディミアの合図にあわせて息を止め、次の合図で再開する。
吸う、吐くなどどんな状況でも即座に息を止める。
メインは息を止める負荷による緊張を、呼吸によって回復させるということ。
午後はそれを踏まえた上でのナイフワーク。回復の仕方がわかれば、ナイフワークの動きが変わることもわかるから、とのこと。
1日目午後 ナイフワーク
まずはナイフを避ける。慣れたらテイクダウンする。
参加者たちの動きを見つつ、ヴラディミアが改善点を提示し、それをヒントにして各自が動きを向上させていく。
・相手のことを掴まない、パターンにとらわれない、全身を使う、等々。
対多数の場合も同様に。まずは歩いてかわし、慣れてきたら相手をまとめて倒していく。
・ナイフで突いてくる肘に腕を沿わせるようにして、相手の鼠径部を突くテクニック。そのまますぐに肘のジョイントブレイクへと変化することができる。
・歩き方について
歩く時に足裏を平らに着地するように。すると着地がスムーズになるため歩く動きを省略することができ、その分速く動くことができるばかりか、相手の距離感を狂わすことができる。片足が浮いていても、体重は左右の足に均等にかけている感じ。
2日目午前 呼吸とともに動くワーク
・寝た状態で息を吸いながら、25%、50%、100%緊張し、吐くとともにリラックスする。
・息を吸いながら全身を緊張させ、吐いてリラックスしつつ姿勢を変える。
動きの切れ目を作らずに動き続ける。
・息を止めながらプッシュアップ、シットアップなどのエクササイズを行い、呼吸が限界になったら別のエクササイズをしながら呼吸を回復する。走るのもアリ。
・回復にはバーストブリージングも使う。だがムリに速くする必要はない。はじめはゆっくりと行い、徐々に早くしていくのが必要。
・腹ばいで両足首をつかんだり、仰向けで両手足を持ち上げたりした姿勢で前後左右に動く。身体の動きを引き出すため。
・掴んでくる相手の手をくぐり抜けるようにしてかわす。相手と離れすぎないようにタッチする。慣れてきたら掴んでくる相手を倒す。
2日目午後 徒手格闘
・二人組でパートナーの身体をプッシュ。はじめは全身を使い、慣れてきたら触れられた部分だけで力を逃がす。
・二人組で、一人をマッサージするようにテイクダウンする。
→体の構造や、どうすると人間を倒せるのかを学ぶ。
→適切にプッシュする。相手に拳をあて、自分がリラックスしているのを確認してからプッシュする。
→これら2つを組み合わせて相手を倒す。
・複数の相手に対しても同様に。複数の相手をまとめて一つにして対処する。
・蹴りへの対処
パートナーを蹴りに行く。
一人はただそれを歩いて避ける。
足でパートナーの足をプッシュする。様々な方向からプッシュし、プッシュされた側は足の力を抜いて、加わる力を逃がす。
→相手の蹴りの力を利用し、崩す。
→複数の相手に対して同様に行う。
これまでの全てを組み合わせて、相手を倒す。
・内もものマッサージ
・その他印象に残った言葉
-疲労も精神的なものだ。色々と考えると、「こんなにエクササイズしたのだから自分は疲れているはずだ」と思い込んでしまう。
-視線に関して特に決まりはない。もし見ることで恐怖心が起こるなら、目をつぶって戦ったっていい。
-目を閉じるとこれまでとは違った緊張が生まれる。私は車の運転をしながらほんの数秒だけ目を閉じることもある。
-システマは男性をより男性らしく、女性はより女性らしくするものだ。だから女性が男性と張り合って、男性のようになる必要はない。
-私は医者ではない。だからシステマのマッサージを知ったからといって、誰かを治しに行ったりしてはいけない。まず自分がリラックスすることだ。温かく、重い手を持つことが大切だ。
-リラックスとはただゆるむのとは違う。ギターの弦のような適度な張りが必要だ。緩み過ぎると音が出ないし、かと言ってキツすぎても音がビンビンして良い演奏ができない。
-相手が適度な距離に来るまで待つことが大切だ。焦って自分から仕掛けたりしてはいけない。
※他にも印象に残ったアドバイスなど、思い出し次第随時追加する予定。みなさんも何か思い出したことがあったらコメントをお願いしますー。
これまで2回の来日セミナーがシステマの基本を伝える印象だったのに対し、今回はある程度システマをやっている人に向けた、理解を深めるための内容という感じがしました。日本にもシステマがしっかりと根付いたことをヴラディミアが認めてくれたのではないかと思います。
それにしても練習中はヴラディミアに触れたい一心で次から次へと、時には思わぬところから襲ってくる参加者達を片っぱしから倒してました。さすが。みんなにとってもいい思い出+経験になったのではないかと思います。
今週の飯田橋クラスはヴラディミアセミナー復習ウィークです。特に1日(火)は、飯田橋クラスではセミナー後恒例となっている、参加者それぞれが少しずつ気づきや印象に残ったことを持ち寄るスタイルです。セミナーに参加できなかった方もぜひいらして下さい。
11月1日(火) 20時00分~22時 黒テント稽古場 … 持ち寄りクラス
11月4日(金) 20時00分~22時(北川リードによる通常の形式) 黒テント稽古場
セミナーに2日間参加した人は、飯田橋クラスへの参加が1回無料となります。1日だけの人は、1回だけ半額になります。この機会にどうぞー。
ヴラディミア・ヴァシリエフ参加者特典をお忘れなく
いよいよ今週末に迫ったヴラディミア・ヴァシリエフセミナー。
まだまだ参加者は受付中。システマを学ぶなら、世界にシステマを広めたシステママスター、ヴラディミアにはぜひ会っておくことをお勧めします。2日間はムリなら1日だけでも参加してみて下さい。
あとセミナー会場に先日発売された書籍「Let Every Breath...」を持参すると、もれなくヴラディミアがサインをしてくれます!
それとヴラディミアセミナーに2日間参加された方は、飯田橋クラスに1コマ分無料で参加できます。
その権利は11月末日まで有効ですので、ぜひご利用下さい。
まだまだ参加者は受付中。システマを学ぶなら、世界にシステマを広めたシステママスター、ヴラディミアにはぜひ会っておくことをお勧めします。2日間はムリなら1日だけでも参加してみて下さい。
あとセミナー会場に先日発売された書籍「Let Every Breath...」を持参すると、もれなくヴラディミアがサインをしてくれます!
それとヴラディミアセミナーに2日間参加された方は、飯田橋クラスに1コマ分無料で参加できます。
その権利は11月末日まで有効ですので、ぜひご利用下さい。
【システマ東京】2011年12月の日程です
飯田橋クラス、12月のスケジュールは以下の通りです。モスクワ、トロントの内容をできるだけ年内中にシェアしたいので、ちょっと無理めな時間にもにねじ込んであります。良かったらいらしてください。
〈トロントおみやげクラス〉
12月18日(日)15時30分~17時30分 文京区スポーツセンター柔道場
11月19日、20日にトロントで開催される「Clothing as a Weapon」セミナーのおみやげクラスです。
参加費:2000円
持ち物:伸びたり破けたりしてもいいジャケット、シャツ、Tシャツ。トレーニングナイフ(所持している人)。
〈レギュラークラス〉
12月2日(金)21時10分~22時40分 STUDIO FEATHER
12月6日(火)20時30分~22時 水道橋ダンススタジオ(要上履き)
12月8日(木)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)
12月16日(金)21時10分~22時40分 STUDIO FEATHER
12月20日(火)20時30分~22時 水道橋ダンススタジオ(要上履き)
12月22日(木)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)
12月29日(金)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)※年内最後
参加費:2000円/1回(上限8000円/月 コンディショニングクラスとの合算可能)
ゲストタイムは無料。見学も同額なのでせっかくなら体験参加した方がお得です。
※ゲストタイムとは、IiT(インストラクター研修生)や新しくインストラクターになった人がリードする時間です。北川とは違った視点から見たシステマを体験できるので、とても良いと思います。担当してみたい方はぜひいらして下さい。誰も来なかったらそれはそれで何とかします。
〈コンディショニングクラス〉
12月2日 (金)
12月8日 (木)
12月15日(木)
12月22日 (木) ※年内最後
参加費:1500円(上限8000円/月 レギュラークラスとの合算可能)
時間:17時~18時
会場:文京区スポーツセンター 多目的室。
〈トロントおみやげクラス〉
12月18日(日)15時30分~17時30分 文京区スポーツセンター柔道場
11月19日、20日にトロントで開催される「Clothing as a Weapon」セミナーのおみやげクラスです。
参加費:2000円
持ち物:伸びたり破けたりしてもいいジャケット、シャツ、Tシャツ。トレーニングナイフ(所持している人)。
〈レギュラークラス〉
12月2日(金)21時10分~22時40分 STUDIO FEATHER
12月6日(火)20時30分~22時 水道橋ダンススタジオ(要上履き)
12月8日(木)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)
12月16日(金)21時10分~22時40分 STUDIO FEATHER
12月20日(火)20時30分~22時 水道橋ダンススタジオ(要上履き)
12月22日(木)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)
12月29日(金)20時20分~21時50分 STUDIO FEATHER (ゲストタイム20時~20時20分)※年内最後
参加費:2000円/1回(上限8000円/月 コンディショニングクラスとの合算可能)
ゲストタイムは無料。見学も同額なのでせっかくなら体験参加した方がお得です。
※ゲストタイムとは、IiT(インストラクター研修生)や新しくインストラクターになった人がリードする時間です。北川とは違った視点から見たシステマを体験できるので、とても良いと思います。担当してみたい方はぜひいらして下さい。誰も来なかったらそれはそれで何とかします。
〈コンディショニングクラス〉
12月2日 (金)
12月8日 (木)
12月15日(木)
12月22日 (木) ※年内最後
参加費:1500円(上限8000円/月 レギュラークラスとの合算可能)
時間:17時~18時
会場:文京区スポーツセンター 多目的室。
神田ニコライ堂でバザーが開催
11月4日(金)、5日(土)の2日間、神田ニコライ堂でバザーが行われます。
金曜日:10時~16時頃
土曜日:10時~15時頃
まだニコライ堂に行ったことのない方、大聖堂の見学しかしたことのない方、この機会に足を運んでロシア正教独特の雰囲気を感じてみては??
金曜日:10時~16時頃
土曜日:10時~15時頃
まだニコライ堂に行ったことのない方、大聖堂の見学しかしたことのない方、この機会に足を運んでロシア正教独特の雰囲気を感じてみては??
11月、12月のコンディショニングクラス日程
11月、12月のコンディショニングクラスの日程が決まりました。
11月は北川のトロント行きなどがあるため、1回だけになってしまいました。
11月4日 (金)
12月2日 (金)
12月8日 (木)
12月15日(木)
12月22日 (木) ※年内最後
参加費:1500円
時間:17時~18時
会場:文京区スポーツセンター 多目的室です。
11月は北川のトロント行きなどがあるため、1回だけになってしまいました。
11月4日 (金)
12月2日 (金)
12月8日 (木)
12月15日(木)
12月22日 (木) ※年内最後
参加費:1500円
時間:17時~18時
会場:文京区スポーツセンター 多目的室です。
システマ吉祥寺ブログがスタート!
西部インストラクターによる、システマ吉祥寺ブログがスタートしました。
システマについて気づいたことなどが、不定期でアップされるとのことなので、ぜひRSSやブックマークで登録しておきましょう!
また火曜日は柴田インストラクターのむさしのシステマ倶楽部と合同で、ベーシック重視のクラスを実施中とのこと。ご近所の方はぜひどうぞ。
システマ吉祥寺スケジュール
金曜 20:00~22:00
火曜(むさしのシステマ倶楽部と合同)20:00~21:30
システマについて気づいたことなどが、不定期でアップされるとのことなので、ぜひRSSやブックマークで登録しておきましょう!
また火曜日は柴田インストラクターのむさしのシステマ倶楽部と合同で、ベーシック重視のクラスを実施中とのこと。ご近所の方はぜひどうぞ。
システマ吉祥寺スケジュール
金曜 20:00~22:00
火曜(むさしのシステマ倶楽部と合同)20:00~21:30
マーティンの「顔のないスパイ」レポート
「ハリウッドでのシステマ・ファイトシーンと役者達」
by マーティン・ウィラー
2011年10月28日に映画「THE DOUBLE」(邦題「顔のないスパイ」2012年2月25日公開予定)が北米で公開される。リチャード・ギアが主演する同映画に、システマインストラクター達が役者や殺陣振付師として参加している。
その話を紹介しよう。
“THE DOUBLE”
プロデューサーと話して受話器を置いた後、私は最新ハリウッドプロジェクトの作家と監督に会うことを楽しみにした。マイケル・ブラントとデレク・ハースは、「WANTED (邦題『ウォンテッド』)」や「3:10 to Yuma(邦題『3時10分、決断の時』」などの高収益映画を脚本しており、彼らが書いたスパイスリラーについて、私と話をしたいとの事だったからだ。「スパイスリラー?」、やったと思った。THE DOUBLEの製作を始める用意はできていいたが、そこでアクションに何か違うもの、そして本物を求めていた。まあ、それはいつものことであるけど。
脚本家として私は幾度に及ぶハリウッドでのミーティングで、多くの異なる方法でシステマの技術を利用して来た。しかし、純粋にシステマのエキスパートとして行くのは初めてだった。彼らと会い、少し言葉を交わした後、すぐに試される状況となった。マイケルは主人公の暗殺者が好んで選ぶ武器のカミソリ鉄線を利用し、ブリーフケースを持った女性同伴の男を、人通りの多い路上で誰にも見られずに殺さなければいけないと言った。簡単なことだと思いながら、その男に扮したプロデューサーの後ろに立ち、違う方向を見るよう女性の反対側の肩を叩き、ザクッとターゲットを殺した。私は振り返りスマイルした。「オーノー」とデレクは言った。人通りの多い交差点で、なおかつ後ろに20人が立っている状況だ。しかし、彼らにも見えないのだ。
ああ、と一瞬考えて肩をすくめた後、どのようにするかを見せた。いまでは明らかな事だが、プロのクリエイターのいる部屋で、彼らが質問も異議もなく沈黙してしまったときは、彼ら自身では思いつかない、なおかつ何か違う面白いものを見せた時だ。つまり、これで仕事が決まったのだ。
この映画は、製作の最も初期段階ではあったが、もし製作了承が得られれば、このミーティングで、アクションはシステマを基本とすることになると確信していた。
主役のリチャード・ギア氏との初会合後、映画製作へのゴーサインが出た。デレクから私への要求は、それぞれのファイトがストーリーを語らなければいけないということだった。そのことを念頭に、そして暗殺用の特定の武器を手に、仕事に取り掛かった。
ギア氏のような役者と働く事は、面倒ということは全くなかった。彼は熟達したプロで、肉体派でもあり、またとても謙虚ないい人だからだ。我々は早い段階のうちからアクションをできるだけシステマにしようと決めていた。しかし、型無く反応するシステムであるシステマを、どのように複数のアングルから何度も撮り直しができるように表現すれば良いのだろうか? 幸い、このシステムとギア氏には非常に適応力があったので、馴染みあるかつ楽しめる殺陣振付ができた。
我々は、実際に2カ月の大半をエンディング用の大掛かりで複雑なシーンの作製に費やした。しかし、そのシーン撮影初日に、不運にも予想外の事故によりギア氏がロール時に肩を脱臼してしまい、撮影を完了できなかった。6週間後に異なる場所で再度撮影せざるを得なかった上、ファイトシーンの準備期間が僅か1日しかなかったため、アクションは凝縮しているが、十分、現実感タップリになったと思っている。
私は豊富なボクシング経験があり、優れた役者で友人でもあるテイマー・ハッサン氏、また、トファー・グレイス氏、スタナ・カティック氏や、スティーヴン・モイヤー氏らとも作業した。
長年の生徒であり、友人であり、システマ・インストラクターでもあるフランク・フィレティ氏は、メインのファイトシーンを創るのを手伝ってくれるためにデトロイトで合流してくれた。そして、自分を犠牲にしてくれたと言える。予告編のオープニングを見ると、足を引っ掛けられ車道に落とされる人がいるが、それがフランクだ。
私はロシア軍士官の役と、運転したり登ったリする時の、ギア氏の代役を務めた。しかし、私の殺陣振付けを元に、戦いのシーンは100%彼自身が演じた。そして彼は本当に素晴らしい仕事をしたと思った。友人のテイマーが、ロンドンで最近の試写を観て、「彼はマジにプロに見えるな」と強いコクニー訛りで私に話した。
撮影から1年が経った今、完成版を見てもワクワクする。あなたにも観るチャンスがあることを祈る。ここに予告編へのリンクを:http://www.youtube.com/watch?v=pKRKoZIjiFk
著者について:マーティン・ウィラーは、ヴラディミア・ヴァシリエヴ公認の経験豊富なシステマインストラクターで、1998年よりシステマを学び、指導。マーティンは、カリフォルニア州ロサンゼルスのロシアンマーシャルアーツスクールにて、定期的にシステマのクラスを実施。30年以上武道を学び、ハリウッドの脚本家でもある。
10月24日のロシア正教勉強会テーマは「呼吸」
10月24日に行われるロシア正教勉強会、テーマは「ロシア正教と呼吸」です。
武井伝教師にいくつかテーマのリクエストを送っていたのですが、その中からこれを選んでくださいました。システマでも重要視される「呼吸」の意味について、深く学んでみたいと思います。
あと、24日は会場がいつもの伝教会室とは違う場所になります。
ニコライ堂内の「ロシア人クラブ」です。
ただ迷う人もいそうなので、開始5分前に大聖堂前で待ち合わせたいと思います。
〈ロシア正教勉強会〉
10月24日(月) 18時30分~20時30分
神田ニコライ堂 ロシア人クラブ
18時25分 大聖堂前待ち合わせ。
会費:寄付
武井伝教師にいくつかテーマのリクエストを送っていたのですが、その中からこれを選んでくださいました。システマでも重要視される「呼吸」の意味について、深く学んでみたいと思います。
あと、24日は会場がいつもの伝教会室とは違う場所になります。
ニコライ堂内の「ロシア人クラブ」です。
ただ迷う人もいそうなので、開始5分前に大聖堂前で待ち合わせたいと思います。
〈ロシア正教勉強会〉
10月24日(月) 18時30分~20時30分
神田ニコライ堂 ロシア人クラブ
18時25分 大聖堂前待ち合わせ。
会費:寄付
11月12月ロシア語勉強会スケジュール
すこーしずつレギュラー参加者を増やしながら進行中のロシア語勉強会。
11月、12月のスケジュールが決まりました。
11月2日(水)20時~21時30分 文京区シビックセンター下のエクセルシオールカフェ
11月5日(土)11時30分~13時 スターバックスコーヒー新宿三井ビル店(大江戸線都庁前駅すぐ)
12月7日(水)20時~21時30分 文京区区民会議室(シビックセンター内)4階和室2
12月21日(水) 20時~21時30分 文京区区民センター(シビックセンター交差点はす向かいの建物) 2ーD会議室(和室)
参加費:1000円/1回
11月はちょっと不規則な感じになってますが、良かったらどうぞ。
まだまだ初心者、初体験なども受付中です。
11月、12月のスケジュールが決まりました。
11月2日(水)20時~21時30分 文京区シビックセンター下のエクセルシオールカフェ
11月5日(土)11時30分~13時 スターバックスコーヒー新宿三井ビル店(大江戸線都庁前駅すぐ)
12月7日(水)20時~21時30分 文京区区民会議室(シビックセンター内)4階和室2
12月21日(水) 20時~21時30分 文京区区民センター(シビックセンター交差点はす向かいの建物) 2ーD会議室(和室)
参加費:1000円/1回
11月はちょっと不規則な感じになってますが、良かったらどうぞ。
まだまだ初心者、初体験なども受付中です。
月刊秘伝最新号にシステマセミナーレポート掲載!
月刊秘伝最新号(2011年11月号)に7月に行われたアレン・ダッベルボアセミナーのレポートが掲載されています。
モスクワ、トロントというシステマの二大聖地のエッセンスを凝縮したような雰囲気が、たっぷりと収められています。誌面には独占インタビュー記事もあり。参加者も参加できなかった人も必読です!
モスクワ、トロントというシステマの二大聖地のエッセンスを凝縮したような雰囲気が、たっぷりと収められています。誌面には独占インタビュー記事もあり。参加者も参加できなかった人も必読です!